クラリネットの音が出なくなった! その原因と対策について

楽器メンテナンス

皆さんこんにちは、くらくらです。

今回はクラリネットの突然の不調について書いていきます。

 

昔、部活でクラリネットを吹いていた時、突然クラリネットの音が鳴らなくなったことがありました。

今ではそんなことは全く起きないので、なにか原因があるはずです。

 

中学生時代の私の状態

私の中学校では、調整されてるのかどうかもよく分からないような楽器を部活で使っていました笑

今となってはありえないことだと思えますが、音楽文化が乏しい私の地域において当たり前ではありませんでした。

 

当時の私の音が出なくなった原因のひとつは楽器本体であると思っています。

もしくは、独学で吹いていた当時の奏法のせいかもしれません。

 

色々な知識と経験を身につけた今の自分で、昔のことを考えるとあまり良くない環境であったとわかります。

いかに有識者の意見やレッスンが重要であるか、独学でやるとどれだけ苦労し、努力が無駄になる可能性が高いか、身を持って経験しています。

このサイトが困っている人の役に立ってくれると嬉しいです。

 

突然音が出なくなる原因 楽器本体が原因の場合

さて、なぜ音が出なくなるのか。

おそらく最初に疑うべきは楽器本体でしょう。

楽器本体が原因とはいっても、具体的にどこが原因なのか・・・。

大きな原因となる部分は2つあると思います。

 

ラのキー

まず1つ目から見ていきましょう。

 

上管にあるラのキーです。ここのネジをいじってしまう人がいるのですが、実は繊細なキーです。

ここのラのキーを押した時に、ソ♯のキーも一緒に動きますよね。

ここの連動をスムーズにしようと考えて、ラとソ♯のキーをぴったり調整してしまうと、音が出なくなることがあります

ラのキーを軽く押してもソ♯のキーが浮かない状態が普通です。

 

タンポは水分を含むと膨らみます。

もしぴったりキーが連動してしまうと、ラのキーのタンポが膨らんだ分、ソ♯のキーが浮いて穴が塞がりません。そして音が出なくなります。

 

超重要ポイント!上管と下管のジョイント

もうひとつは上管と下管のジョイント部分のズレです。

一枚目の写真のように、上と下のラインを合わせます。

楽器によってはほんの少しずらしたところが丁度いい場合も。

 

これだけ?と思うかもしれませんが、ここは絶対に合わせないと音が出ません

 

正しい組み立て方も、やはりきちんと知っておくべきです。知らない人は楽器を壊しているかもしれません。

こちらの記事に書いているので、ぜひ確認してみてくださいね。

http://rurururun.com/how-to-set-clarinet-42

 

自分自身が原因

これも初心者の頃はあると思います。

 

おそらく吹いているうちに、口の形(アンブシュア)が崩れてしまい、うまく音が出せなくなっていると思います。

初心者の方は無理せずに、休憩をはさみながら練習しましょう。

 

またスワブをこまめに通すこともとっても重要です!

スワブで管内の水分を取るだけで、随分音が良くなったり吹き心地が良くなります。

 

吹き始めて5分ほどしたら、スワブを通しましょう。

吹き始めは温度差で水分が出やすくなっているので。

お手入れに片付けに関しては、こちらの記事を読んでみてください!

http://rurururun.com/how-to-clean-114

 

まとめ

・ラのキーはぴったり隙間なく調整しない

・ジョイント部分の連結を確認する

・休憩を挟んで、身体に無理なく練習

・正しいお手入れは音色も吹き心地も変える

 

ほかにもタンポが破けていたり、キーが曲がっていたりすることもあるかもしれませんが、その時はリペアを頼みましょう。

今回は自分で改善予防できることについて書いてみました。ぜひ大切に扱って、長く楽しくクラリネットを吹きましょう!

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