楽器の変色の原因 それは新品のマウスピース!

楽器メンテナンス

皆さんこんにちは、くらくらです。

今回は楽器の変色について、防止策と変色を戻す方法などを紹介します!

 

学校の楽器や中古で楽器を購入された方、キーが黒色に変色していませんか?

やはり、キーがピカピカな方が見ている方も吹いている方も気持ちいいですよね。

 

変色のメカニズム

キーが黒く変色しているので、「これは錆びてる?」と思う方も多いですが、違います。

錆びは金属が空気中の酸素と反応して酸化することで起きます。

 

ですが、クラリネットのキーはそんな早いスピードでは酸化しないんですね。

では何が反応して黒くなっているかというと・・・・

 

硫黄です。

つまり、酸化ではなく硫化しているというわけです。

 

硫黄なんてどこから発生してるの?

 

実はその硫黄の発生源は新品のマウスピースなんですね。マウスピースはその殆どが、樹脂製です。樹脂製のマウスピースは製作途中で硫黄を使います。

その硫黄が空気中に漏れて、キーを硫化させるというのが変色のメカニズムです。

 

変色させないためには何をすればいいか

いくつか方法があるので、それを試してみてください。変色のスピードをグッと抑えられるはずです。

 

新品のマウスピースは別保管

まずはこれが一番大事です。

硫黄の発生源である新品のマウスピースは、楽器と一緒にしまってはいけません。

 

めんどくさいですが、新品のマウスピースは別で保管しましょう。

マウスピース用のポーチも販売されているので、それを使うことをおすすめします。

 

ある程度、時期がたてばと一緒に保管してもそこまで変色しなくなります。

 

演奏後はクロスでキーを掃除する

演奏した後は、キーに手汗や汚れがついています。

これをそのままにしておくと、硫化しやすくなります。演奏後はこれらの汚れを落としてきれいに保管することで硫化を抑えられます。

 

また、汗がついたままのキーを紫外線に当てると塩化します。

塩化すると硫化して変色するよりも落とすのが大変です。きちんと掃除しましょう。

 

C・ガードをいれて保管

入れるだけで硫化を防いでくれます。さらに消臭効果もあるようです。

 

私は使っていませんが、学校の特殊管などの保管には使われていますね。

倉庫にずっと置きっぱなしとか、何本か楽器を持っていて吹かない楽器があるという人にも、おすすめです。

 

入れるだけでいいので一番お手軽です!

 

変色したキーをピカピカに

変色したキーは楽器店に売っているものを使えば、自分で落とすことができます。(あまりに汚れていて自分で落とせない場合はリペアを依頼してください。)

 

私のオススメする道具は、バズのシルバークリーナーヤマハのシルバークロスです。

キーを軽くふくだけで簡単にとれます。

 

ちょうど私のA管が汚れているので(笑) そのBefore Afterを載せたいと思います。

参考にしてみてください!

 

Before (下の縦長のキーを見てください) After
Before 黒ずんでます After 金属の光沢が戻ってきました!

 

ちょっと写真では分かりづらいかもしれませんね、すみません・・・。

でも、本当にピカピカになるので、変色している人は試してみてくださいね!

 

まとめ

・変色の原因は樹脂製のマウスピースから出る硫黄

・新品のマウスピースは別保管

・手汗や汚れはクロスで拭き取る

・C・ガードは入れるだけで簡単に変色防止

・バズのシルバークリーナーかヤマハのシルバークロスは拭くだけで簡単にピカピカに

 

ピカピカの楽器で楽しくクラリネットを吹きましょう!それでは!

 

 

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