みなさんこんにちは、くらくらです。
今回はクラリネットのお手入れ方法をお伝えします!
スワブでジョイント部分の水分を拭き取る方が意外と多いんですが、これは間違いです。
なぜ間違いなのか、そして正しいお手入れ方法とは? それでは見ていきましょう!
お手入れ道具
私のお手入れ道具です。薄水色はスマートロッド。緑色がスワブ。黒色の布はクロス。青色がクリーニングペーパー |
日常の練習では、スワブとクロス、クリーニングペーパーがあれば大丈夫です。
スワブは毛羽立ってきたら交換しましょう。細かな繊維が管内について、鳴りが悪くなる原因になります。
※定期的なメンテナンスではキーオイルなども使いますが、それはまた別の機会に紹介します。
スマートロッド、聞いたことがない方もいるかと思いますが、とても便利です!
ベルのほうから管内に入れて水分を取ることができます。便利なスワブといったところです。
紐がついているので、譜面台に引っ掛けておけば、合奏中や練習中でもパパっと掃除できます。
小さく丸められるので、持ち運びもGoodです!
また、クリーニングペーパーはあぶらとり紙でも大丈夫です!安いし量も多いですよね。
演奏中のお手入れ
みなさん、練習中や演奏の合間にスワブを通して水分を拭き取ると思いますが
どれぐらいの頻度でスワブを通しますか?
これはあるリペアさんから聞いたお話ですが、
吹き始めて5分ほどでもう通すべきだと言うお話を聞きました。
つまり、ホールから水が出たり、ベルから水が出てきてからスワブを通すのでは遅いのです!
クラリネットが温まるまでは、温度差で水が出やすくなります。
練習をはじめたら、5分ほどでスワブを通すクセをつけると良いでしょう。
また、練習中や合奏中もこまめにスワブを通すことをおすすめします。
こうすることで、タンポの水による劣化を遅らせたり、
クリーニングペーパーの消費スピードを遅らせたりできます。
ちょっとした習慣が楽器の寿命をのばし、余計な修理代をなくすことにつながります。
演奏後のお手入れ
楽器をケースにしまう際に、スワブでジョイント部分を拭いていませんか?
これは絶対にやめましょう!
ジョイント部分にはコルクグリスがついています、これがスワブにつき、更にそれがスワブを通して管内につくとゴミなどが管内に溜まりやすくなります。
ジョイント部分は専用のクロスを用意して掃除しましょう。
この記事のサムネイルはクロスでジョイント部分を拭いている写真です。
また、コルクのグリスも吹き終わった後は拭き取るのが理想です。
ジョイント部分にゴミが付いたり、グリスがつきっぱなしだとコルクの劣化が早まります。
ジョイント部分のお手入れが終わったら、クリーニングペーパーでタンポについた水分をきれいに取ります。タンポが水分を含んでいると劣化が早くなります。
タンポと管体の穴の間にペーパーをいれ、キーを吹くときと同じように何回か押して、水分を取ります。
また、キーについた手汗や汚れもクロスできれいに拭き取りましょう。変色の原因になります。
マウスピースのお手入れ
マウスピースにスワブを通すか通さないかは色々と議論されますが、私はたまに通してます。
マウスピース用の短いスワブを使って、マウスピースの先端を傷つけないように通します。
マウスピースは繊細なので、スワブで削れていくという意見もわかります。
そういう方は、柔らかい綿棒などを使って中を掃除するといいです。汚れが溜まりやすい部分でもあるので、掃除しないというのはおすすめしません!
スワブを通す場合は、慎重に丁寧に通しましょう。一週間に一回ほどで良いと思います。
まとめ
お手入れ道具
・スワブ(スマートロッドでも可)
・クロス
・クリーニングペーパー(あぶらとり紙でも可)
注意点
・スワブは毛羽立ったら交換
・吹き始めて5分ほどでスワブを通す(水が出る前に通す)
・スワブはこまめに通すクセを
・ジョイントの水分はクロスで
・コルクグリスは拭き取る
・マウスピースのお手入れは綿棒か専用のスワブで
ぜひ正しいお手入れ方法をみにつけ、楽器を長持ちさせましょう!
コメント