皆さんこんにちは、くらくらです。
今回はマウスピースの選定について書いていきます。
マウスピース、きちんと選定して買っていますか?
リードにアタリハズレがあるように、マウスピースにもアタリとハズレがあるんです。
良くないマウスピース、もしくは自分にあっていないマウスピースを
高いお金を出して買ってしまっているとしたら、それは悲しいですよね。
音色や吹奏感を大きく左右するマウスピースの買い方をこの記事で見ていきましょう!
マウスピースの個体差
マウスピースには色々な会社が色々なモデルを出していますよね。
もちろんモデルごとに特徴は違うのですが、更にそこに個体差があります。
これはなぜか。ほとんどのマウスピースは仕上げの作業を手作業でやっているからです。
もちろん1人の職人さんが世界中のものを仕上げるのは不可能なので、複数の職人さんがそれぞれ仕上げます。
これが、個体差の理由です。手作業+複数の職人、これによって個体差が色々と出てきます。
実は、誰がどのマウスピースを仕上げたかが分かる方法があるんです。
バンドレンのマウスピースではジョイント部分に小さなマークが刻印されています。
私のマウスピースには、砂時計のようなものと♀のようなマークが付いていました。
他にも四角っぽいものやブーツのようなマークなど色々とあります。
これがどの職人さんが仕上げたかのマークなんですね。
同じ職人さんが仕上げれば、だいたい似たような仕上がりになります。
自分の好みのマークを見つければ、大体そのマウスピースの予想が立てられますね。
友達や知り合いのマウスピースのマークを見せ合うのも面白いですよ。是非見てみてください。
マウスピースの選定
マウスピースはなるべくプロの方に選定をお願いしてください。
上でも書きましたが、マウスピースには個体差があり、なるべく良いものを吹いてもらいたいからです。そのために、色々な知識と良い耳を持つ経験豊富なプロの方に選んでもらうのが一番理想です。
とはいってもそれが難しい環境にいる方も多いと思います。
私も中学校の頃は、プロの方も音大生も周りに1人もいなかったので、テキトウなマウスピースで吹いていました。そもそもアタリやハズレがあることを知らなかった
そんな環境でも大丈夫だと、今ならわかります。
周りにプロがいない方は選定品を買いましょう。
お店によってはプロの選定品を置いているところがあります。HPや電話で確認してみましょう。
最悪そのお店になくても、都会の支店などから郵送してもらえるかもしれません。
選定品だからといって値段が高くなるというわけではないです。
選定された良いマウスピースで一度は演奏するのをおすすめします。
自分でマウスピースを選びたい!
初心者の方は自分では選ばず、まずは選定品を買うことをおすすめします。
何が良いのかわからない、どんな音色で吹きたいかまだ決まっていない、
そういう方はプロの選んだ良いものを、まずは体験することをおすすめしたいです。
ですが、ある程度楽器に慣れてきて、きちんとした知識や奏法、音色へのこだわりなどが
出てきたという方は自分で試奏をして決めてもいいと思います!
最終的に吹くのは自分なんですから、自分で選ぶ作業というのも大事です。
それでは、試奏の仕方と注意点を少しまとめたいと思います。
お店に電話する
お店に試奏の予約をしましょう。いきなりお店に行ってもだいたい試奏させてもらえますが、
部屋が空いていなかったり在庫が十分になかったりする可能性もあります。
余裕を持って、きちんとした部屋で試奏できるように予約を必ずしておきましょう。
予約の際は、いつ・どのモデルを(在庫の数も確認する)・どれくらいの時間、試奏したいのかを伝えましょう。
お店の人も余裕を持って準備できるので助かります。
色々な状態のリードを用意する
マウスピースは基本的に使用していくと抵抗感がだんだん軽くなっていきます。
そのため、それに合わせたリードばかりを持っていくと新品のマウスピースを正しく判断できません。
軽め・重めなど色々な種類のリードを持っていって、そのマウスピースの個体差がどのようなものかを判断しましょう。
少し抵抗感のあるマウスピースを選ぶのが個人的におすすめです。
そうすれば、使用に伴って抵抗感がちょうどよくなります。
部屋の中で吹く位置を決める
これはこだわりたい人向けですが、吹く位置が変わると音の反射の仕方も変わります。
そうすると自分の耳への聞こえ方も微妙に変わるんですね。
それによって複数のマウスピースの違いを正確に判断できなくなります。
それを防ぐために部屋の中で吹く位置を決めるということです。
色々なフレーズを吹いてみる
試奏の時は難しいフレーズ(タンギングや、音の跳躍、音色など様々な難しさ)を吹いて
試奏するのがおすすめです。
レガートのかけやすさ、タンギングのしやすさ、音色はどうかなど複合的に判断しましょう。
試奏する時は、この曲のこの部分を吹いて確かめるとか、
今練習してる曲の上手くいかないところを吹いてみるとか決めておくと良いですよ!
オーケストラスタディ(オーケストラのソロや難しい部分をピックアップした教本)
が丁度いいかもしれませんね。
まとめ
・マウスピースには個体差がある
・職人にはそれぞれマークがある
・プロの選定品がおすすめ(初心者は特に選定品がおすすめ)
・選定品だからといって値段は変わらない
・試奏の際はお店に予約する
・色々なリードを用意して試奏する
・試奏する時の定番フレーズを持っておくと便利
初心者の方や、よくわからない方はまずは選定品を買いましょう!
良いものを知っていけば必ず自分の好みもわかってきます。良いマウスピースで楽しみましょう!
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